90分でわかるプラトン
なぜプラトンなのか?
理由は2つある。
2005年04月21日の日記で紹介した、小さな会社☆社長のルール で、竹田陽一氏が、イデアと企業理念の関係について書いていたからだ。
もう一つは、今、教えている大学から、「鈴木先生、今年は、技術者倫理を教えて下さい」と言われたからだ。
それ以来、「技術者倫理」と言う本を読み漁った。ほとんどは、技術倫理〈1〉の焼き直しであったり、中には、儒教的な道徳観と勘違いしているものまである。
「やはり、アリストテレスを勉強しないといけないな。」
そして、師匠のプラトンに遡ったのである。「徳は教えられるか」と言うテーマは、プラトンの師匠である、ソクラテスからのテーマだったのだが、ソクラテスは書を残しておらず、プラトンを読むしかない。
もちろん、90分でプラトンがわかるわけはない。しかし、プラトンを知るために、どの書から手をつければいいのか、と言う、道案内には最適の本である。
90分でわかるプラトン ポール ストラザーン Paul Strathern 浅見 昇吾 青山出版社 1997-01 売り上げランキング : 106,111 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
この本を読んで気付いたこと
「人間は洞窟の中の囚人である」
そうか映画マトリックスのテーマはこれだったのか!
投稿者 suzuki : 2005年05月10日 06:17
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