1.17
12年経ちました。
私の家は、まだあのときの傷跡を残したままです。
神戸は復興した、と言う人もいれば、人の心はまだ復興していない、と言う人もいます。
アインシュタイン博士は言いました。
"The distinction between past, present, and future is only an illusion, however persistent. "
「過去、現在、未来の違いは、どんなに固執しようとも、幻にすぎない。」
つまり、相対性理論によれば、時間と言う概念は幻にすぎず、永遠に続く現在しか存在しないのだ、と言うことなのですね。
あの、震災は過去ではなく、今もなお続いている「現在(いま)」の一部なのだと思います。
"No past, no future, just moment."
映画ワイルドスピード3でヒロインの女の子が言っていた言葉です。
「過去もない、未来もない、あるのはこの瞬間だけ。」
永遠に続く「現在」、と言う瞬間をわれわれは生きているのです。
この、「現在」は、いつまで続くのでしょう?
医師の日野原重明先生は言っていました。
「命とは、あとどれだけ生きられるか、その時間のことだ。」
「人は命を削って生きているのだ。」
逆に言えば、「時間」と言う概念は、人の命、と言うことなのだと思います。
生き残った我々には、悔いのない人生を送る義務があると思います。
人間の義務とは、つきつめればそれだけだと思います。
後の世のために、今、できることをやり続けたいと思います。
投稿者 suzuki : 2007年01月18日 08:07
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