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2007年07月12日

イチローはなぜランニング本塁打が打てたのか

こんにちは。
ご無沙汰しています。
鈴木裕です。

昨日の大リーグオールスターゲーム、いい試合でしたね。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/64026/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070711-00000130-jij-spo
最初の打席からイチロー選手がヒット、あそこで観客は一気に試合に引き込まれてしまいました。
最後まで目が離せない試合でしたね。

そして、なんと言っても、イチロー選手の初ランニングホームラン。
イチロー選手は本当に華のある選手ですね。

鈴木一族の誇りです。

と言う冗談はさておき…。

なぜ、イチロー選手はランニングホームランを打てたのでしょうか?

「実力があったから。」

当然そうです。
大リーグの選手ですから、みんな実力はあります。

「運がよかった。」

そうかも知れません。

しかし、私は別な見方をしています。

「三塁の走塁コーチが回れと言ったから」

あの位置の打球では、走塁しながら打球を見ていられません。
VTRでも三塁を回るときには打球を見ていません。

目立たない存在ですが、やはり、走塁コーチの判断が素晴らしかったのだと思います。


私は、数多くの自動車ラリーに参戦してきました。
この、ラリーのナビゲーターも、走塁コーチと共通するところがあります。

ところで、私の仕事はコンサルタント。
実は、コンサルタントと言う仕事も、共通するところがあるのです。


コンサルタントと言うのは、経営や商品の開発・販売について、お客様にアドバイスするのが仕事です。

見たことも聞いたこともないような商品の相談を受けることもあります。
当然、お客様の方が自社の製品についてはよくご存知なのです。

それでも、私に相談してくれるのはどうしてでしょうか?
ただ、技術士だから、専門知識に期待されているだけではないと思います。

私はこのように考えています。

ラリーのナビゲーターに例えるなら、
「次のカーブはきついから十分減速したほうがいいよ。」
「このカーブは、きつそうに見えるけど、そのまま走って大丈夫だよ。」
「この先、見えないけれど、穴が開いているので避けないと危ないよ。」
と言った、経験からのアドバイスを期待されているのでは?と

そして、コンサルタントとしてもっと大事なこと。
あの、三塁の走塁コーチも、ラリーのナビゲーターもそうです。

それは、チームの一員として、共に戦う仲間だ、と言うことです。
チームの勝利に向けて、同じ気持ちを持っているのです。

お客様と同じ気持ちを持ってアドバイスする。

それができているでしょうか?
私はそうありたい、といつも思っています。

投稿者 suzuki : 2007年07月12日 08:02

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