プリンスホテルにエールを送る
マスコミ各社の批判はどうかしていると思います。
ニュートラルな記事はこのiza(産経新聞社)ぐらいで。
日教組が教研集会中止 会場拒否のプリンス提訴も
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/119837/
批判するならば、不当な命令を出した裁判所を批判すべきです。
命令に従わないから反社会的などと言う考えは実に危険。
日本は民主主義の国家なのです。
民主主義国家においては、国家権力は民事に介入してはなりません。
これは憲法以前の大原則です。
今回の事件は、国家による不当な民事介入事件だと思います。
つまり、裁判所と言えども、国家の一行政機関であるわけです。
それが、日教組とプリンスホテルの民事上の争議に不当に介入したわけです。
(参考まで、過去、裁判所が介入した日教組集会は全て公共施設での開催でした。つまり、民事上の問題ではないのです。)
ところで、日本は資本主義の国家でもあります。
資本主義にはまたいくつかの原則があります。
ひとつは、「自分の持ち物はいかように処分するのも自由」と言う原則。
これは憲法では財産権として保証されています。
もうひとつは、なんでも金で解決できる、と言う原則。
ちなみに、なんでも金で解決する奴はロクな人間ではない、と言う人もいますが、なんでも金を払わないで解決しようとする奴はもっとロクでもない奴です。(斉藤一人さん曰く)
つまり、今回の事件は、プリンスホテル側が金(違約金)を払えばそれでおしまいになる事件です。
難しい言葉で言えば、債務不履行による損害を賠償すればそれですむ話です。
プリンスホテルは集会・結社の自由を侵害した、と言う批判もあたりません。
プリンスホテルは、資本主義の原則と憲法に保障された財産権に基づき、自らの財産である宴会場の使用を拒否しただけですから。
宴会場の使用を拒否しただけで集会そのものを妨害したわけではありません。
集会を妨害しているのは右翼団体ですから。
さて、もし、私が宿泊しているホテルで、たまたまその日に日教組が集会をやっていて、1000人規模の警官隊と右翼がそこらで小競り合いをしていたとしたら、当然ホテルに苦情を言います。
私はプリンスホテルが元々あまり好きではないので、金返せくらい言うと思います。
そう言うトラブルを未然に防ぐのは民間企業としては当然の行為だと思います。
むしろ、毎年毎年どこかで集会を開いていて、その都度右翼を呼び寄せて騒ぎを起こすのですから、これを防止する義務は日教組側にあると思いますね。
しかも1000人規模の警官隊の費用は税金でまかなわれているのですよ。
サミットの警備に税金が支払われるのは納得できますが、一民間団体である日教組の集会に使われるのは納得できません。
以上、書いてきたような意見は、日教組=社会主義者には当然理解できないでしょうが。
更に言えば、彼らの主張する「言論・集会・結社の自由」もどこかおかしい。
その国の体制がなんであれ、自由と言うもの、常に義務と一体であるものです。
彼らは、教職員としての義務を果たしているのでしょうか?
インターネットで検索をかけてもあまりいい評判はありません。
中には誹謗中傷のような意見もあるようですが、全てがそうとも言い切れないのではないかと思います。
少なくとも、国歌・国旗に対して敬意を払わない姿勢は、公務員である教職員としての義務は果たしていないと、私は考えています。
投稿者 suzuki : 2008年02月05日 10:48
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