売れるが勝ち
相変わらずつまらない争いをしているものだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080216-00000946-san-bus_all
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/123297/
東芝、HD−DVD撤退へ BD勝利で規格争い決着
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/15/news077.html
東芝、間もなくHD DVDから撤退か
モノが売れる、と言うことと、製品の品質はほとんど関係ない。
特に、今回のような新規の市場では。
モノが売れるのは、売り方がいいから。
技術開発系の企業ほど見落としているのはこの点である。
つまり、製品がよければ売れる、と言う考え方である。
VHSとβの例をあげるまでもなく、両者の技術は一長一短、市場は(技術的には)どちらを選択してもよかった。
今回のBLとHD DVDも同じこと。
消費者にとっては、「高画質の映像が見られる」、と言うメリットしかないのである。
それ以外の細かい違いなど知ったことではない。
問題は、いかに上手にそれを伝えるか、と言うことなのである。
結局、今回も、松下側の陣営に軍配が上がった形になった。
さすが、経営の神様の作った会社は市場を見る目が違うのだろう。
ところで、家電メーカーはどうしてこれほどまで新規格をとりたがるのだろう?
ライセンス料などの問題はあるにせよ、所詮、導入期の技術である。
先行者利益がさほどあるとも思えないのだが…。
カズム(死の谷)に落ちる可能性だってある。
それよりも、開発は他社に任せて、市場浸透率がある程度の割合になったところで参入する方が効率がいいと思うのだが。
それは、技術開発系企業のこだわりなのだと私は考えている。
こだわりは犬も食わない。
利益を上げたいならば、くだらない争いはすべきではないと思う。
巻き込まれたユーザーはいい迷惑ではないか。
投稿者 suzuki : 2008年02月17日 13:27
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