西堀流新製品開発―忍術でもええで
少し前に読んだ本です。
西堀 栄三郎先生の名著。昨年、生誕100周年記念で復刊されました。
新製品開発に必要な知識、実際、心構え、組織論など、全て網羅されています。
製品開発について勉強したい、と言う人には、真っ先にお勧めします。
うしろ1/4ほどは、西堀先生生誕100周年に寄せて、と言うことで、新製品開発教室(西堀教室)で学んだ人たちのの寄稿が掲載されている。これもとてもいい。
西堀教室のような教室、今、あるといいですね。
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この本を読んで気付いたこと
製品開発を人に教えるのはむつかしい。
「新製品開発そのもののもっていき具合は、決して普遍妥当性のある科学的なものではない。」
前書きの冒頭で西堀先生自身が書かれているとおり、新製品開発は、「それについての知識がある」と言うだけではできないことで、それを何年か経験してはじめて習得できる技術なのだ。
世の中に、「ヒット商品開発の方法」みたいな本は山ほどあるが、そのほとんどが、製品開発を経験したとは思えない経済学者の書いたような本である。
知識は大事だが、実際にやってみないと身につかないこともある。
投稿者 suzuki : 2005年07月16日 12:57
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