ホームレスから金を取るビジネス
そんなビジネスがあるのか?
違法なことじゃないのか?
儲かるのか?
様々な疑問がわいてきますが、全く合法で、しかも儲かるのだそうです。
その人は、銀座に事務所を構えています。
NHKの番組でも紹介されたので、知っている人も多いと思います。
弁護士の宇都宮健児さんです。
NHKの番組を見た時はただの正義の味方。
どうやって食ってるのかなー、と心配になってしまいましたが、この話を聞いて、私はいっぺんにファンになってしまいました。
これはすばらしいビジネスモデルです。
彼は、ホームレスの無料相談などもやっています。多重債務者の債権整理をやります。
いわゆる「クレサラ」ではありません。
ヤミ金融専門です。
クレサラと言うのは、消費者金融などで借金を作った人の自己破産手続きをする弁護士のことです。
自己破産の前に、限度一杯に借り入れさせて、それを弁護料にとります。
確実に金はとれますが、あまり褒められたビジネスではありませんね。
宇都宮健児さんは違います。相手がヤミ金融ですから、自己破産してカタがつく問題ではありません。
では、どうやってお金を儲けるのでしょうか?
このしくみが素晴らしい。
法律扶助会と言うのがあります。
訴訟をして、勝つ見込みがあれば、費用を貸してくれる、と言う団体です。
そこからお金を借りるのです。
そして、訴訟の準備をします。
訴訟と言っても、相手がヤミ金融(違法)ですから、判決文はあらかじめ決まっているようなものです。
負けようがない。
当然勝訴。法定金利を超える金利は返還しなければいけない。
その返還された金利が報酬になるわけです。
自分の身を危険にさらしながら、依頼人を過酷な取立てから開放して、借金をチャラにしてあげて、人生をやり直させてあげる。その報酬です。
こんなビジネスなら、いくら儲けてもいい。そう思いませんか?
http://blog.suzukiyutaka.com/archives/2006/05/post_110.htmlに書いた、まっとうな商売と言うのは、こういうビジネスモデルのことを言うのです。
どうも、倫理と言うと、「人間に奉仕する」と言う面ばかりがクローズアップされて、お金を儲けてはいけない、みたいな風潮が一部にあるのが気になります。
人に奉仕する、ことと、お金をいただく、と言うことはセットです。
お金を儲けるからこそ、倫理観が必要なのです。
投稿者 suzuki : 2006年05月19日 09:38
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
このリストは、次のエントリーを参照しています: ホームレスから金を取るビジネス:
» あの2人がタッグを組んだ、アフィリエイター必見のスーパーDVDが遂にリリース! from ライブドアブログで紹介する、ブログアフィリエイターのための無料テンプレート館@まゆら
いつも応援してくださる皆さん、本当にありがとうございます。ライブドアブログで無料テンプレートを紹介している@まゆらです。発売前から話題沸騰、アフィリエイターのみ... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年05月28日 04:02
» 弁護士不要!自己破産の基礎知識 from 0(ゼロ)から再出発!自己破産の基礎知識
『0から再出発!自己破産の基礎知識』では「自己破産の基礎知識」をわかりやすく説明しています。 法律は、あなたがもう一度「あなたの人生」をやり直すチャンスを用意し... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年10月26日 19:57