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2006年06月25日

好きだったこと

「好きだったことは、テニスでした。でも、結果を残せたのは陸上だったんです。」

−1984年ロス・アンジェルス五輪の女子マラソン代表で、数々の日本記録を塗り替えたランナー、増田 明美さん。6月25日、NHKの番組、食彩浪漫の中で。

世の中には、「好きなことしよう。好きなことやればうまくいく。」という考えがあまりにも誇張され過ぎています。
確かに、好きなことで成功した人はたくさんいます。イチロー選手もそうでしょう。
でも、もし、イチロー選手がバスケットが好きだったとしたら?

果たして、今のイチロー選手ほど成功できたでしょうか?。バスケットに必要とされる身体能力と野球に必要な身体能力は全く違うのです。

マイケル・ジョーダン選手は神にたとえられるほどのバスケットの天才的プレイヤーでした。NBA生活15年間の1試合平均得点は30点以上でNBA歴代1位、総得点30,652点は歴代4位。
彼は、空中で姿勢を4回変えることができたのです。
彼は、子供のころから野球が好きでした。
NBAシカゴ・ブルズ引退後の1993、94年には、MLBシカゴ・ホワイトソックスのファーム、バーミンガム・バロンズからマイナーリーグに出場しましたが、127試合で打率2割2厘、ホームラン3本、11エラー。大きな結果は残せず、メジャー昇格はできなかったのです。

それに、日本ではバスケットで食っていけるような環境はありません。
イチロー選手が成功したのは、自分の才能を最大限生かす道を選んだからだと私は思います。

投稿者 suzuki : 2006年06月25日 11:59

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