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2006年09月23日

父の教え

私の父は、大正の生まれです。
すでに他界しましたが、外国航路の船長でした。
やさしい父でしたが、同時に厳格な父でもありました。

そして、国と国旗を愛していたことは、すでに書いたとおりです。
http://blog.suzukiyutaka.com/archives/2006/09/post_156.html

一度航海に出ると、3ヶ月は帰ってこない、と言う生活でしたが、父からはいろいろなことを学びました。

そのひとつが、
「権利と義務は常にセットだ」
と言うことです。

今回の、東京地裁での、判決は、権利だけに偏ったものだと思います。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/20246/

日本国憲法
第十九条【思想及び良心の自由】
 思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。

当然、
「国民としての義務を果たすならば、」
と言う、前提があるはずです。

国を敬い、国旗、国歌に敬意を表することは、国民の義務だと思うのですが。

式典で、国旗、国歌を侮辱する教師を見た子供はどんな気持ちを抱くでしょうか?
その行為は、子供の思想及び良心の自由を侵害していないでしょうか?

しかも、
教師として、国を敬う気持ちを持った子供を育てることは、義務だと思うのですが。


教育基本法には、次の条文があります。

教育基本法
第8条 
2 法律に定める学校は、特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない。

彼らは、この、「その他政治的活動をしてはならない。」と言う部分も、憲法19条に違反する、とでもいいたいのでしょうか?
彼らは、明らかに、特定の政党と利害を一致させています。

かなり前になりますが、学校の作文で、自衛官の父を尊敬する、と書いた子供に、教師が体罰を加えた、と言う話がありました。
真偽のほどは、明らかではありませんが、自分の子供時代を思い出せば、さもありなん、という気がします。

この、体罰は、「政治教育」ではないのでしょうか?
だとすれば、この教師は、政治教育をしてはならない、と言う条文自体、否定しているのでしょうね。

まあ、この事件での、ブログなどを読んでいると、ほとんどの国民には、国歌・国旗を敬う気持ちがあるようで、彼らのような人間はごく少数だと言うことがわかります。

その意見を子供に押し付けないようにしてもらいたいものです。
それこそ、本来の、憲法19条の精神だと思いますね。

安倍さんにはとても期待しています。

今、世界は大きな変革期にあります。
次の世代を担う人材の育成は最優先課題なのです。

9月23日追記
FIAの規定で、国際ラリーのスタートはその国の国旗と決められているし、日本国内のラリーでは、スタート旗はもちろん日章旗。

各種スポーツの表彰式では当然国歌が流れる。
WBCの表彰式での国歌は、とても感動的だった。
大相撲で優勝した力士も必ず歌っている。
外国人の朝青龍も歌うのに、日本国民である一部教師が歌わない、など、言語道断だと思うけどね。

そう言う教師を見た子供はどう言う気持ちがするのか?
子供の人格形成にどう影響すると思っているのか。

投稿者 suzuki : 2006年09月23日 05:42

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