« 六甲全縦 | メイン | カーナビ »

2005年11月13日

仕事の哲学

2003年発行.ドラッカー名言集として,過去の著作から言葉を抜き出したものだ.原題は"DRUCKER SAYINGS ON INDIVIDUALS"(独立した個人に向けた言葉).

ドラッカーによれば,現在は,個人を基盤とした社会への変革期にあると言う.
20世紀の大量生産社会では,生産システムが社会基盤だった.つまり,生産システムが利益の源だった.その中で,生産効率,品質管理などが重視された.
今後の社会では,個人としての人間そのものが利益を生み出す.だから,個たる人間の責任,成果,生産性が重要になる,とドラッカーは言う.

近年,技術者の倫理が重視されるようになったことも,そのような社会構造の変革が背景にあるのだろう.

4478331030仕事の哲学
P・F・ドラッカー 上田 惇生

ダイヤモンド社 2003-08-01
売り上げランキング : 16,240
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ドラッカー氏は,11日(現地時間),ロサンゼルス郊外のクレアモントで永眠されました.95歳でした.慎んでお悔やみもうしあげます.

ドラッカー氏の言葉の数々は,技術者のあり方としても示唆に富んだものです.これからの技術者はどうあるべきなのか,今,何をなすべきなのか,言葉のひとつひとつをもう一度かみしめたいと思います.

投稿者 suzuki : 2005年11月13日 00:43

▲このページ [ 仕事の哲学 ] の先頭へ
◀前のページに戻る

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメント

コメントしてください

記入された内容はそのまま公開されます。公開を希望されない項目は記入しないで下さい。




保存しますか?