プロフィール
LD（ライブドア）に損害賠償
最近知ったのですが、例の、ライブドア証券取引法違反事件（粉飾決算など）で、損害を被ったとして、株主が訴えているそうです。
これはちょっと違うんじゃないかな、と私は思うのです。
株というのは自己責任ですし、事実、ライブドア株を買ったのはほんの少しの投資家で、きちんと市場を見ている人は、誰も手を出さなかったのです。
ここ１〜２年の間に急増した株式投資コンサルもどきが「株は下がらない」と煽るもので、こんな被害者が出てしまうのですね。お気の毒なことです。
中には、「ここまでの上昇傾向から先のトレンドを計算する」と言う単純な方法で上昇株を発見できる、と言うとんでもない人までいます。
そんなもの、株価が上昇傾向にあるときにしか予測できません。
株というのは、一旦上がったら、必ず下がるのです。
いえ、上がったものは必ず落ちます。
松井のホームランと同じです。
「そりゃあ、後になってからなら誰でも言えるよね。」
そう思いましたね？
実は、私、２００１年に会社をリストラされてから、しばらくは、株で食っていたのです。
だいたい、年利で２〜３割は稼いでいました。
いいですか？２００１年と言えば、株価が低迷していたときです。
今年１月までのように、株価が急騰していた時期とは全然違います。
だから、どんな株が上がるか、だいたい予想つきます。
ほんとに簡単なことなんです。
株式で儲けるのは、簡単です。
株が下がったら買う。上がったら売る。
これだけです。
たとえば、１割上がったら売る。
こう決めておけばいいのです。（この値は、株価高騰の時は２割にする、とか、少し調整しますが、今のように低迷した時は１割が無難です。）
１割の儲けでも、年に３回売買すれば、３割儲けます。同じ株で３割儲けるもの、別な株で儲けるのも同じことです。
但し、大損しないためには更に手を打っておく必要があります。
１．長期で持たない。デイトレード（私はやりませんが）をするのはそう言う意味です。企業の重大発表は、株式市場が閉まっている間に行われるので、１日おくとそれだけリスクが高くなります。
これを回避するために、買う前に企業の財務状況を調べるのです。
２．大口で投資しない。１社に投資するのはせいぜい総投資額の２０〜３０％までとする。分散投資すれば、リスクは減らせられます。
３．損きりを上手にする。私の場合は、５％の含み損が出たら有無を言わさず切ります。
では、上がる株はどうして見つけるのか？
こればっかりは、おいそれと言えません。
出し惜しみしているわけではないですよ。私だって素人ですから、これでいいかどうかよくわからないし、それであなたに損させてしまっては申し訳ないからです。
一つ、言えることは、「すでに上がっている株には手を出さないこと」
だから、ライブドア株なんて買ったのは大バカだ、と言えるのです。
上昇株を見つけるためにテクニカル指標と言うものがあります。ボリュームレシオ、サイコロジカルラインあたりはよく使います。そのほか、オンバランスボリューム、相対性指数、ヴィリアムズ%Rなどなど、沢山ありますから、よく研究されるといいと思います。
テクニカル指標を見ている限り、すでに上昇中の株に買いのサインが出ることはまずありません。サインが出なかった株が上がったりすることはよくあります。それはまぐれだと思って気にしないことです。
但し、買った株が必ず上がるともいえないのです。たとえば、買ったその日に決算予測が下方修正されれば下がります。
要は、自分の頭で考える、試行錯誤して自分のやりかたを見つける。
これが一番大事なんです。
本業が忙しくなったこともあり、私は、今は株はやっていませんが、もし、ちゃんと株を勉強したいなら、実績のある先生の書いた本をまず読まれることをお勧めします。
実は、２００６年２月に、株価が大暴落する、と、去年１０月ごろから予測していた人がいます。
上には上がいるものです。
私にはとてもそこまでは読めませんでした。
もし、株で大もうけしたいなら、この本、お勧めです。
| 億を稼ぐ株投資法則 | |
 | 紫垣 英昭 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
紫垣 英昭先生は、２度ばかりお会いしたことがあります。
とてもおだやかな感じの方ですよ。
投稿者 suzuki : 2006年03月28日 08:06
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: