やはり、書かないわけにはいかないだろう
投稿者 suzuki : 2006年06月22日 | コメント (0) | トラックバック
シンドラーエレベーターの問題についてです。
もちろん、私はエレベーターの専門家ではありません。だから、詳しいことはわかりません。
専門家であったとしても、現物を見ていないのですから、技術的にどんな問題があったか、など、わかるはずがありません。
しかし、一応、技術士です。総合技術監理部門と機械部門の。
この事件から明らかになった、製品の安全性と言う問題について、書いてみようと思います。
昨今、製品事故が増えています。
大手自動車メーカーの欠陥隠蔽も記憶に新しいことです。
私の意見では、この問題の根本的な原因は製造物責任法にある、と言うことなのです。
製造物責任法が欧米に比べて甘いのが原因だ、と言う意味ではないですよ。
製造物責任法の存在そのものが、製品安全性を脅かす事態となっているのです。
PC2台吹っ飛びました
投稿者 suzuki : 2006年06月20日 | コメント (0) | トラックバック
2000年式と2001年式の古いマシンだったのですが、一台は、使っているうちに頻繁にフリーズするようになり、とうとう立ち上がらなくなってしまいました。
リカバリしてしばらくは動いていましたが、また同じ現象が出て、今度はリカバリの途中で、HDDのエラーが出てしまいました。
もう一台は、液晶のバックライトが切れてしまいました。ひっぱたいたら、HDDが壊れてしまいました(^^;
と、言うことで、とうとう、PCが、これも古いバイオC1と巨大ヒーター(Pen4)内臓のミドルタワーだけになってしまい、バックアップ機がなくなってしまいましたので、一台導入することにしました。
バイオはこれまで出張専用機でしたが、引退して、FAX専用機になりました。
PCがないと何もできない時代になってしまいましたからねえ。便利なのか不便なのか…。
うちの新入社員です。
新しく導入したパナのR4(左)、右は、バイオC1。R4の方が少し大きいが、重さは同じで約1kg。巨大なバッテリーが入っていることを考えると、R4の方がずっと軽い。しかも耐衝撃ボディらしい。ここ数年の技術の進歩はほんとに速い。デスクトップはお決まりのフェラーリ。
また夏が来てしまいますねえ。みなさん、PCの熱対策は大丈夫ですか?
うちでは、今年も夏の間はサイドカバー外して乗り切る予定です(笑)。
論理的
投稿者 suzuki : 2006年06月11日 | コメント (0) | トラックバック
「お金儲け、悪いことですか?」
村上ファンド代表の村上世彰が逮捕直前の記者会見で、言いました。
「お金儲けは、悪いことではない」
からといって、
「村上のやったことは、悪いことではない」
とは限らないのです。
世の中、論理至上主義、とでも言うべき現象が蔓延していますね。
人の脳は、http://blog.suzukiyutaka.com/archives/2005/07/post_70.htmlにも書いたとおり、最速のスーパーコンピューターよりも高い計算能力を持っています。論理だけでは、この速度は出せないのです。
論理など、コンピューターのような下等な計算機械に任せておけばいいのです。
とは言え、わが国で、これほど、論理論理ともてはやされるのは、日本人の論理観がずいぶんおかしいからだとも言えます。
さて、冒頭の問題について、論理的に解説してみましょう。
長年の悩みが解消
投稿者 suzuki : 2006年05月01日 | コメント (0) | トラックバック
いや、困っていたのです。
ようやく解決しました。
終わってみれば、ほんの些細なことでした。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」と言うか。
餡汁より芋が、、、じゃない、案じるより生むが安し、と言うか。
知識は後からついてくるものですね。
困っていたのは、これです。(丸印の部分)
また、データ捏造?
投稿者 suzuki : 2006年04月28日 | コメント (0) | トラックバック
ちょっと過剰反応のような気がしますね。
この記事です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060427-00000207-kyodo-soci
----引用ここから
神戸大教授がデータ捏造 鉄切削工具の特許で
神戸大工学部の大前伸夫教授(59)が、ダイヤモンドを使い鉄を高精度で切削できる工具の発明で2004年に特許を出願した際、捏造(ねつぞう)した実験データを記載した書類を特許庁に提出していたことが27日、分かった。
27日夕、記者会見した薄井洋基工学部長は「未実施の実験データを文書に記載したことは誠に遺憾」と述べた。大学側は「捏造と言われても仕方ない」と話している。
大前教授は大学の判断に従い24日、特許出願を取り下げた。神戸大は調査を終え次第、教授の処分などを検討する。
神戸大によると、大前教授は04年4月、神戸大助教授ら2人と連名で、電子ビームをダイヤモンドに照射して表面の性質を変えることによって、高精度で鉄を切削できる工具の製造方法を発明したとする特許を出願。
(共同通信) - 4月27日
----ここまで
特許のしくみがよくわかっていないのではないでしょうか?
そう言う人、意外と多いんです。
ジャンプする卵
投稿者 suzuki : 2006年04月13日 | コメント (0) | トラックバック
http://blog.suzukiyutaka.com/archives/2005/07/post_62.htmlにも書いた「宙に浮く卵」の実証実験に、慶応大の下村裕教授らが成功した。
http://juku.keio.ac.jp/pdf/248/frontier.pdf
革新は、常識からは生まれない。これは、歴史が証明している。
モノが宙に浮く、など、少し前までは非常識もはなはだしいことだった。
常識にこだわって過去の延長でしか未来を読めないようではコンピューターと変わりがない。
我々は人間なのだ。
自分の頭でモノを考えてやってみる、と言う習慣をとりもどすべきだ。
ポート25が封鎖されました。
投稿者 suzuki : 2006年03月25日 | コメント (0) | トラックバック
今朝の1時ごろ、せっせとメールを書いて送ろうとしたのです。
そうしたら、突然見たことのないエラーが…。
この記事を書こうと思ったのは、サポートを間違えるとたとえ12年来の顧客でも逃がすと言うことをお知らせしたかったからです。
問題そのものよりも、サポートが大事なんです。
中小企業は、なんでも大手の真似をして、価格競争に突入して、負けてしまいますが、それは当たり前なんですね。
しかし、大手に勝つなんて簡単なんです。
大手にできないことをやればいいんですね。
では、そのいきさつから。
エラーと言うのは、こんなやつです。
タスク'xxx@xxxx.xxx - 送受信中'はエラー(0x800CCC0F)を報告しました : 'サーバーへの接続が中断されました。この問題が引き続き起こる場合は、サーバー管理者かインターネットサービスプロバイダ(ISP)に連絡してください。'
はいはい。サーバー管理者ね。
まずは、レンタルサーバーの管理会社のサポートに…
「あのー、突然メールが送れなくなったんですけどー。」(実際はメールである。)
そうしたら、「サーバーは正常です。」とのありがたいお言葉。
しかし、このサーバー管理会社、夜中なのに返事が来る。素っ気ない対応に少しむっとしながらも、なんて素晴らしいサポート、と感心してしまった。
おっと、話を元にもどして、
正常て言っても、実際送へんやんかー、と言いながら、今度はインターネットサービスプロバイダ(ISP)のサポートに…
…メールを打つも、返事はこない。
まあ、それが普通だ。夜中の2時だし。
で、ISPのHPに…。
さすが、大手だけある。サポートは全部フリーダイヤル。但し、朝9時から夜9時まで、だと。
しかたがない。朝になったら電話するとして、とりあえず、わかる範囲で調べてみることに。
ここで少し解説が必要なのですが、まず、私のメールは、ISPとは違う外部のレンタルサーバーを使っています。独自ドメインですから。
実際にはISPのメールアドレスと言うのがあって、それは普段は使っていない。まずはこれで送ってみると…
見事に送れる。
では、PCの問題か?
と別なPCから送ってみる。
やっぱり送れない。
では、とFOMA M1000から送ってみる。
やっぱり送れない。
…と、そこでひらめいた。
もしや、接続経路を変えたら?
うちでは、通常はBフレッツで光接続、そこにルーターかまして、有線と無線のLANでマシンたちがつながっている。
M1000の場合は、このほかにパケット通信でインターネットにつなげる。
パケット通信で送ってみた。
見事に送れる。
もうわけがわからん。
と、PCにダイヤルアップの設定をして、M1000経由で、PCをパケット通信でインターネットにつないで送ってみた。
やっぱり送れる。
ここまで、整理すると
ISPのメール:
必ず送れる
外部のレンタルサーバー(独自ドメイン)のメール:
光接続:送れない
パケット接続:送れる
つまり、独自ドメインのメールで、光接続でつないだときだけがダメということがわかった。
そうこうするうち、夜も明けて、ISPのサポートページをよおく見ると…。
「突然メールが送信できなくなったお客様へ…」
と書いてある。
そこに、答えがあったのだった。
つまり、ポート25が封鎖されていた。
大学講義 技術者倫理
投稿者 suzuki : 2005年12月11日 | コメント (0) | トラックバック
http://blog.suzukiyutaka.com/archives/2005/09/post_79.htmlでも書いたとおり、今年は、大学で技術者倫理の講義を担当している。
はじめはどうなることかと思ったが、それもようやく最終章を迎えようとしている。
人にものを教える、と言うことは自分自身、とてもいい学びになる、と言うことを今回ほど強く感じたことはない。
元々、技術一筋の私にとって、倫理学ほどなじみのないものはなかった。
この講義をするにあたっては、プラトン、アリストテレスをはじめ、100冊以上の本を読んだ。
倫理とは、そもそも何なのか?
フランクシナトラの「My Way」と言う曲がある。
要するに、倫理とはそれなのだ。
カーナビ
投稿者 suzuki : 2005年11月20日 | コメント (0) | トラックバック
近所のAUT○BACSでセールをしていたので、衝動買いしてしまいました。
去年の型ですが、05年8月の最新地図付きで\39,800(税込み)、3台限定の広告を見てすぐに行ったら3台ともありました(笑)。
カーナビも手ごろなお値段になりましたね。
ポータブル機なので、もう一台の車とバイクにも付け替えて使う予定。
実は私、15年ほど前に、日産でカーナビの開発をしていたことがあります。このときの発明は、このカーナビにも採用されていますが、何故か日産はこれを権利化していません。(逆に言うと、権利化しなくて期限切れになったので、みんな使っている、とも言えます。知的財産の流通なんてそんなものです。)
閑話休題、すいぶん使いよくなっていて驚きました。
センサーはGPSしかついていないのに、郊外だとほとんど現在地を見失わないし、ルートを外れても文句も言わずに再計算して新しいルートを出してくれます。計算も速い。
この15年にハードウェアで進歩したものと言えば、CPUの計算能力と、GPSの数。それよりも、ソフトの進歩に驚きます。15年前はやりたくてもできなかったことがほとんどできるようになっていますね。その他、使い勝手もより便利になっています。
新商品を開発する時に、ユーザーアンケートをとって、統計解析して、ニーズを分析し…とやるのが一般的ですが、全く新しいものでこれをやっても、いいコンセプトは生まれません。
その製品群が世の中に普及するまでは、一般のユーザーはそのモノを現実のものとして想像することができないからです。
携帯のメールがいい例です。
携帯電話のメールができる前に、「携帯でメールが使えるとしたら?」と言うアンケートをとったとしても、答えは決まっています。「画面が小さくて使えない。」「キーボードがないので文字が打ちづらい。」「電話した方が早い。」etc.
もし、このようなアンケートをとっていたら、i-modeは世に出なかったはずです。
ところが、その製品群がある程度普及すれば、アンケートが効果的です。今の製品の不満点がユーザーの視点で出てくるからです。その改良を積み重ねることで、よりユーザーのニーズに合った製品になります。
イノベーション(革新)とは、全く新しいものごとを発明することだけではありません。むしろ、今あるものごとの改良を積み重ねることです。
商品の売り方(マーケティング)だけではなく、開発の方法についても、商品ライフサイクルを考えることは重要なのです。
今回は、Be-1に搭載。ダッシュボードが低くて広いので、どこにでも搭載できる。
仕事の哲学
投稿者 suzuki : 2005年11月13日 | コメント (0) | トラックバック
2003年発行.ドラッカー名言集として,過去の著作から言葉を抜き出したものだ.原題は"DRUCKER SAYINGS ON INDIVIDUALS"(独立した個人に向けた言葉).
ドラッカーによれば,現在は,個人を基盤とした社会への変革期にあると言う.
20世紀の大量生産社会では,生産システムが社会基盤だった.つまり,生産システムが利益の源だった.その中で,生産効率,品質管理などが重視された.
今後の社会では,個人としての人間そのものが利益を生み出す.だから,個たる人間の責任,成果,生産性が重要になる,とドラッカーは言う.
近年,技術者の倫理が重視されるようになったことも,そのような社会構造の変革が背景にあるのだろう.
仕事の哲学 P・F・ドラッカー 上田 惇生 ダイヤモンド社 2003-08-01 売り上げランキング : 16,240 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ドラッカー氏は,11日(現地時間),ロサンゼルス郊外のクレアモントで永眠されました.95歳でした.慎んでお悔やみもうしあげます.
ドラッカー氏の言葉の数々は,技術者のあり方としても示唆に富んだものです.これからの技術者はどうあるべきなのか,今,何をなすべきなのか,言葉のひとつひとつをもう一度かみしめたいと思います.
テクノロジストの条件
投稿者 suzuki : 2005年10月05日 | コメント (0) | トラックバック
世の中では、もっと、もっと、MOTとばかりにMOT(技術経営)流行りです。
それだけ、ものづくりの復興が大事だ、と言うことだと思います。
技術士−総合技術監理部門も、このような社会の要請から平成13年度試験から新設されたものです。
実は、もう40年以上も、この問題を研究してきたのがドラッカーなのです。
1957年に、「変貌する産業社会」で初めて技術経営の重要さを示しました。
本書は、変貌する産業社会、他20以上の著作をベースに、技術経営について再編された本です。
やはり、ドラッカーは天才です。
古い著作をベースにしているにもかかわらす、まったく古さを感じません。
この本は技術経営の本質をついています。
それだけに難解ですが、読む価値は十分にあります。
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技術と人間の倫理
投稿者 suzuki : 2005年09月14日 | コメント (6) | トラックバック
まいった。
「技術者倫理」の講義が来週から開講なのだが…まだ準備ができない。
「技術者倫理は大事です。それは善い技術者になることです。良い技術者ではありません。以上」
で終わりにしてやろうか?
では、実も蓋もない。
記憶力・発想力が驚くほど高まるマインドマップ・ノート術
投稿者 suzuki : 2005年09月12日 | コメント (0) | トラックバック
「アインシュタインからジョン・レノン、ビル・ゲイツまで、天才たちは右脳と左脳を同時に使っている!(本書、帯から)」のだそうです。
マインドマップは単なるノート術ではなくて、脳全体を同時に活性化させる方法だったんですね。
私自身、もう2年くらいマインドマップを書いていて、なかなか満足いかなかったのですが、この本を読んでから少しよくなったような気がします。
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利き脳チェックも面白かった。私は左脳人間だそうです。意外でした。
夏休み終了!
投稿者 suzuki : 2005年08月19日 | コメント (0) | トラックバック
昨日より、社会復帰しております(笑)。
今年の夏も、どこにも行かず、家ですごしました。
買っただけで積んであった本を読んだり、昔読んだ本を読み返したり。気がついたら本の山にうずもれていました。
ところで、飯を食いながら、めったに見ない昼の番組を見ていたら、とんでもない番組をやっていました。
その番組と言うのは、夏休みの子供番組。
白衣を着たコメディアンみたいな人が、食用油らしき液体にガラスコップをつけて、溶ける、と言うのを実演するもの。
ここまではいいのです。
その後、即座に、「これはね、食用油なんです。ガラスと屈折率が近いので、溶けるんじゃなくて、見えなくなるんですね。」としたり顔で説明するのです。
何がいけないの?と思ったあなた。すでにあり地獄に落ちています。
ラリー車のサスペンションはなぜ固い?〜自動車工学(3)/カンタン音振講座(2)
投稿者 suzuki : 2005年07月31日 | コメント (0) | トラックバック
さて、自動車工学講座の3回目。
ラリー車のサスペンションはどうして固いのか?
前回、カンタン音振講座(1)では、自動車の音について、お話しました。
今回は、振動についてです。
よく、ラリー車やレーシングカーなどの競技車や、チューニングカーで、サスペンションのスプリングを強いものに換えたり、ショックアブソーバーを換えたりしますね?
これはいったいどんな効果があるのでしょうか?
アトムの頭脳
投稿者 suzuki : 2005年07月29日 | コメント (0) | トラックバック
また人間に一歩近づいた。
スーパーコンピューターの計算速度である。一挙に10倍。
頭脳の果ての紹介 [ お勧めの本 ] で、スーパーコンピューターの速度について書いた。
その矢先に、地球シミュレーションセンターが、新地球シミュレーターとして、10Pflops(P:Peta=ペタは10の15乗、つまり、T:Tera=テラの1000倍)のスーパーコンピューターを計画中らしいことがわかった。総工費、800億円から1000億円だそうだ。
NewScientist.comが報じた。
http://www.newscientist.com/article.ns?id=dn7733
人間の脳は、頭脳の果てによれば、100〜100,000 T(tera)flops = テラ・フロップスだそうだから、人間の脳の最大速度の1/10まで迫ったことになる。
(※flopsはコンピューターの計算能力を測る単位で、1秒間にどのくらいの回数の浮動小数点演算をこなすか、と言う指標、teraは10の12乗を示す。)
スーパーコンピューターの開発競争も激化しそうだなあ。
それにしても、技術の進歩は目覚しいものがある。
とは言え、人間と同じ速度はまだ出せないし、このコンピューターが車を運転するなんてことも考えられないだろう。
しかし、いつの日か、アトムは生まれるのかも知れない。
音を見る〜自動車工学(2)/カンタン音振講座(1)
投稿者 suzuki : 2005年07月27日 | コメント (0) | トラックバック
さて、自動車工学の2回目。
自動車の振動、騒音について。(※注:音振=音振動の略)
今日は、自動車の音を見る方法について。
音を見るってどう言うこと?
そうです。音は見えません。だからやっかいなのです。
自動車は様々な音を出しています。また、外部の音(他の車の走行音や、風の音)が室内に侵入します。これらの騒音をいかに抑えるか、が静かで快適なドライブにはかかせません。
実際の音は見えませんが、測定して、グラフにすることで、見ることができます。
その方法は?
電気自動車はいつごろできたのか?〜自動車工学(1)
投稿者 suzuki : 2005年07月26日 | コメント (0) | トラックバック
電気自動車の話題を書いたら、自動車のことをもっと書いてほしいと言われたので、大学で講義した内容を少しわかりやすくしてシリーズでお送りします。
大学の学部レベルですが、高校の物理学がわかっていれば、およそ理解できるように説明します。
第一回は、「電気自動車はいつごろできたのか?」ということで自動車の歴史を振り返りたいと思いますが、
いったいいつごろだと思いますか?
Scilab 3.1.1がリリースされた
投稿者 suzuki : 2005年07月25日 | コメント (0) | トラックバック
Scilabは、フランス国立 コンピュータ科学・制御研究所で開発された科学技術計算用のフリーソフトウエアです。
MatrixX、Matlabと同様の、マトリクス計算ソフトです。線型方程式を簡単に解くことができます。例えば、制御系の設計・解析、音・振動解析が簡単に行えます。
このすばらしいソフトウエアは無償で使うことができます。但し、サポートはありませんし、ドキュメントは英語とフランス語だけです。
Windowsだけではなく、Linux,HP-UX,Solaris,MacOS-Xの各プラットフォーム用があるようです。(私はWindowsしか試していません)
そのScilabの最新バージョンがリリースされました。
ダウンロードは、Scilab ホームページへ。
頭脳の果て
投稿者 suzuki : 2005年07月21日 | コメント (0) | トラックバック
とうとう再版されました。
私たちの脳の知られていない能力とそれを用いた加速学習の方法について書かれた本です。
アマゾンマーケットプレイス(古本)で、一時は1万円以上の高値がついた本です。
実は、私はこの日本語訳が手に入らなかったので、原書で読みました。
やっぱり日本語で読めるっていいですね。早速注文しましたよ。
有名な本なので、売り切れ必至です。お早めに。
って言うか、買わないと後悔します。
頭脳の果て ウィン・ウィンガー リチャード・ポー 田中 孝顕 きこ書房 2005-07-22 売り上げランキング : 177 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
原書で読みたい人はこちら。
The Einstein Factor: A Proven New Method for Increasing Your Intelligence Win Wenger Richard Poe Prima Pub 1995-11-01 売り上げランキング : 52,311 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
技術倫理〈1〉
投稿者 suzuki : 2005年07月19日 | コメント (0) | トラックバック
著者のCaroline Whitbeckは、ボストン大で哲学修士、MITで哲学博士を取った哲学者だ。現在は、ケース・ウェスターン・リザーブ大学ビーマー=シュナイダー倫理学特別教授である。(本書、著者略歴から)
技術倫理の文字通り第一人者である。
技術倫理について何か一冊、といわれたら迷わずこの本をお勧めする。
前半は、用語の定義から入るのでやや難解で読みづらい部分もある。後半は、ケーススタディで構成されていて、読みやすい。
スペースシャトル・チャレンジャーの事故についても載っている。
このケースは様々な技術倫理関係の書物で取り上げられているが、技術倫理問題として最初に取り上げたのは、Caroline Whitbeckだ。
技術倫理〈1〉 C. ウィットベック Caroline Whitbeck 札野 順 飯野 弘之 みすず書房 2000-12 売り上げランキング : 109,010 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
西堀流新製品開発―忍術でもええで
投稿者 suzuki : 2005年07月16日 | コメント (0) | トラックバック
少し前に読んだ本です。
西堀 栄三郎先生の名著。昨年、生誕100周年記念で復刊されました。
新製品開発に必要な知識、実際、心構え、組織論など、全て網羅されています。
製品開発について勉強したい、と言う人には、真っ先にお勧めします。
うしろ1/4ほどは、西堀先生生誕100周年に寄せて、と言うことで、新製品開発教室(西堀教室)で学んだ人たちのの寄稿が掲載されている。これもとてもいい。
西堀教室のような教室、今、あるといいですね。
西堀流新製品開発―忍術でもええで 西堀 栄三郎 日本規格協会 2003-11 売り上げランキング : 48,417 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
電気自動車が速いわけ
投稿者 suzuki : 2005年07月15日 | コメント (0) | トラックバック
この前、宙に浮く卵で電気自動車が速いのは当たり前だ、と書いた。
その理由を書くことにしよう。
宙に浮く卵
投稿者 suzuki : 2005年07月13日 | コメント (0) | トラックバック
「ゆで卵を毎秒30回転させると重力に反して宙に浮く」−慶應義塾大学の下村裕教授らが予測した現象を神戸大学海事科学部西岡俊久教授らのグループがシミュレーションと実験で実証した。(詳しくは神戸大学のサイトへ。)
この発表を知って思い出した言葉がある。
「この受賞を契機にして、産業に役立つといったものではない、見返りのない基礎研究が、もっと推し進められたらと思う」
ノーベル物理学賞の小柴昌俊博士、受賞時のコメントである。
ITコンサルタントが儲からない理由
投稿者 suzuki : 2005年07月09日 | コメント (0) | トラックバック
まずは、こちらのページをどうぞ。
http://www.atmarkit.co.jp/fbiz/cinvest/opinion/qa/qa23.html
結論として、「ITコンサルタントの看板を下ろす」と言うのはいいとして、理由がちょっと不明確だな。
はっきり言いましょう。
「ITってそれほど大事じゃないんです」
人とくるまのテクノロジー展
投稿者 suzuki : 2005年05月19日 | コメント (0) | トラックバック
こんな車がありました(^^) やっぱりラリー車のDNAを持った車はいいですね.
テクノロジーと言う言葉は,技能をあらわす「テクネ」に体系化された,と言う意味の「ロジー」をつけた言葉で,18世紀の産業革命で発明されたそうです.
それまでは,テクネは,「秘伝」と言う意味を持ち,技能を身につけるには,経験を積む以外にはなかった. (P.F.ドラッガー,プロフェッショナルの条件)
90分でわかるプラトン
投稿者 suzuki : 2005年05月10日 | コメント (0) | トラックバック
なぜプラトンなのか?
理由は2つある。
2005年04月21日の日記で紹介した、小さな会社☆社長のルール で、竹田陽一氏が、イデアと企業理念の関係について書いていたからだ。
もう一つは、今、教えている大学から、「鈴木先生、今年は、技術者倫理を教えて下さい」と言われたからだ。
それ以来、「技術者倫理」と言う本を読み漁った。ほとんどは、技術倫理〈1〉の焼き直しであったり、中には、儒教的な道徳観と勘違いしているものまである。
「やはり、アリストテレスを勉強しないといけないな。」
そして、師匠のプラトンに遡ったのである。「徳は教えられるか」と言うテーマは、プラトンの師匠である、ソクラテスからのテーマだったのだが、ソクラテスは書を残しておらず、プラトンを読むしかない。
もちろん、90分でプラトンがわかるわけはない。しかし、プラトンを知るために、どの書から手をつければいいのか、と言う、道案内には最適の本である。
90分でわかるプラトン ポール ストラザーン Paul Strathern 浅見 昇吾 青山出版社 1997-01 売り上げランキング : 106,111 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
タグチメソッドわが発想法―なぜ私がアメリカを蘇らせた男なのか
投稿者 suzuki : 2005年04月23日 | コメント (1) | トラックバック
技術と経済の関係とは? 4000通り以上の実験をたった18通りで済ませる方法。 品質改善の本質とは? 本当の品質保証部の任務とは? 「絶対に不良品は作ってはならない」のか? 「欠陥」の本当の定義…。
全てのエンジニア必携と言っても過言ではない。
タグチメソッドわが発想法―なぜ私がアメリカを蘇らせた男なのか 田口 玄一 経済界 1999-10 売り上げランキング : 44,827 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
考える脳 考えるコンピューター
投稿者 suzuki : 2005年04月17日 | コメント (0) | トラックバック
記憶とは何か?知能とは?学習とは?創造とは?
ニューラルネットワークは人間の脳になれるのか?
人口知能は実現できるか?
パームコンピューティング社創設者でコンピュータの専門家、生物物理学者でもあるジェフ・ホーキンス氏が人間の脳とコンピュータの違い、人工知能についてユニークな切り口で解説する。
考える脳 考えるコンピューター ジェフ・ホーキンス サンドラ・ブレイクスリー 伊藤 文英 ランダムハウス講談社 2005-03-24 売り上げランキング : 295 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
定義
投稿者 suzuki : 2005年04月15日 | コメント (0) | トラックバック
科学技術、とはどういう意味だろうか?
サイエンス・テクノロジーと言う言葉があるが、これは正しい英語なのだろうか?
エンジニアリングとは何だろうか?
科学技術について何か書くにあたって、これらの用語を定義しておく。これはあくまで私の考えであって、そうではない、と言う意見もあるだろう。
それはそれでいいと思う。
ここに私が何か書くとき、これらの言葉は、この意味で使っている、と思っていただければよい。